介護手記 50代 女性

まず始めに家族構成を紹介いたします。夫、妻、娘、息子、義父さん、義母さんの6人で暮らしています。義父さんが認知症を発したのは、今から2年前です。
当時は耳が遠くて聞こえず、家族が大きく声をかけるのですが、悪い方にとらえて気にいらないことがあれば、側にある物、お皿、お茶碗、きゅうす、花瓶、植木鉢、所かまわず投げて割っていました。
後は、トイレに入る時、洗面器にお湯を持ち運んでいたので、「中がぬれるのでやめてください。」といったら、お湯を廊下に投げて、周辺がお湯びたしになりました。それから、2階から降りてきて、台所で食事の用意をしていたとき、いつの間にか廊下に電気ポット、電気ジャーが投げられていました。 他には、してはいけない事に注意をしただけで手をあげて、眼鏡が壊れた事3〜4回ありましたが、その度に1週間ほど顔に傷跡が残りました。頻繁に起きる行動に、主人、娘、息子の帰宅が遅くなったり、食事も各自の部屋で食べたり、会話もしなくなりました。 そんな矢先に、主人が家を建てると言ったので驚きました。心の準備もしていないのに・・
でも今がチャンスかもしれないと思い、娘、息子の意見も取り入れ、家を建てる事にしました。 去年の6月中旬から荷造りを始めるものの、義父さんの行動が2度手間になり、主人と口論になり、はさみを向ける事がありました。 無事仮住まいに引越しをしましたが、住み始めて1週間もしないうちに中庭に湯飲み、茶碗、お皿を投げるも、その一ヵ月後には、つり棚、網戸を壊す。主人が帰ってきたり、主人のいる時間帯は、何もなかったような顔をしています。 ようやく12月中旬仮住まいから新築の家に移りはじめて、1週間もたたないうちに茶碗を部屋に投げ、破片が飛び散りました。
ある時は、部屋の掃除をしていたら、急に銅器の置物を持ち、殴りにかかったり、杖で叩いたり、靴ベラで叩いたり、危険な物は、一切目に触れない所に隠しました。 ひどいときは、土足で部屋に入ってきて、食事をひっくり返したり、テーブルを義母さんに向かって投げたりと、することが段々エスカレートしてきて、これでは家族がストレスになると思い、ケアマネジャーの方に相談したところ、病院を紹介され、8月26日に受診しました。お薬を処方して頂き、徐々に落ち着きながらも、時々大きい声も出しますが、物を投げたり、物を持って叩いたりすることがなくなりました。 現在は、受診いたしまして、2ヶ月近くたちましたが、以前に比べまして素直になってきています。
最後に、笑いの耐えない家族だったが、一遍して辛い日々を迎えなければならないなんて誰も想像していませんでした。これまでは、義父さんだけを書いてきましたが、実は、義母さんもうつ病、認知症になっております。二人同時進行です。大変だと思う日々ですが、大変と思わずにして当たり前だと思い、自分の自由の時間はわずかですけど、その時間を友人と過ごす事が一番楽しい一時です。 これからも友人と過ごす時間を持っていきたいと思います。