認知症治療病棟
認知症治療病棟
自分らしい生活のために
認知症治療病棟とは、認知症による精神症状や行動障害がみられ、ご自宅や施設での介護だけでは対応が難しい方に向けた病棟です。病棟は長期療養を目的としておらず、専門的な入院治療と丁寧なケアで患者さんに寄り添います。また、退院後の生活や介護に関するご相談にも対応し、きめ細やかなサポートを大切にしております。
入院の対象となる方
- 認知症のため精神症状や行動障害が著しいが、寝たきりの状態にない方
- 治療が必要な急性期の身体疾患や、専門医による継続的加療が必要な身体疾患を有しない方
- 認知症を専門とする精神科医が診察のうえ、入院が必要と認められた方
- 特に他の施設では療養が困難といわれた方
取り組み
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生活機能回復訓練
生活機能回復訓練では、作業療法士が治療プログラムを作成し、一人ひとりの身体状況や治療目標に向けて訓練を実施します。病棟生活を通じて、日常生活動作を治療的に行い、患者さんが自分らしい毎日を過ごせる回復をめざしております。
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精神科作業療法
精神科作業療法の目的は、主に社会生活機能の回復です。患者さんの症状や目的に合わせて、病棟や作業療法室などでさまざまな活動を行います。本人のペースで無理をさせず、良好な対人関係・ストレスへの対処・問題解決能力など、社会で他者との共存に必要なスキルの回復を一緒にめざしていきます。
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集団活動
体操・身体を動かしながら楽しむゲーム・創作活動などを集団で行い、楽しみながら身体機能の維持・向上や精神状態の安定をめざします。また、集団での活動や一緒に過ごす時間は、互いのコミュニケーションを生み出す貴重な場としての役割も担います。
入院から退院までの流れ
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Flow01お問い合わせ
まずは、お問い合わせください。
相談員との相談の後、医師の診察をお受けいただき、その後の対応(通院あるいは入院治療)をご家族と一緒に考えます。Flow02入院時
入院治療が必要と診断されたら、血液検査や尿検査、胸部レントゲン、CT撮影、心電図などの検査を行い、問題なく入院できるかどうかを判断します。
また、入院費用などについて、丁寧にご説明いたします。
わからないことや不安な点があれば、お気軽にご相談ください。Flow03入院中